広島県広島市にある「A-LOVE 己斐橋店」
広島の中心部から西へ、原爆ドームを過ぎて大きめの川を越えたところにある、白い壁とナチュラルな木目が印象的な見た目もオシャレなサロンです。
実は研修にお伺いしたとき、コンテスト出場者である沖盛さんはじめ、スタッフに会うのは初めてでした。
全員、私より背が高くて手足も長くて、私とは目線もテーブルの高さも違う(@_@)イイナァ
なんて思いつつ、カープ女子でありグルーマーであるスタッフたちとの熱い研修がスタートしました!
沖盛さんは、まだ2年目グルーマー。
トイプードルのカットの仕上げには大体60分~90分くらいかかっているとのこと。
1ヶ月でこの時間を半分以下の40分にしなきゃいけないという、他から見たら無謀な挑戦でしたが、カーブ観戦中が想像できないほど(犬にハサミを向けるので、当たり前ですね(^^;))冷静に正面から向き合い、一つ一つ確実にクリアしていく、そういう方だという印象を受けました。
まずはスタッフ上原さんのワンちゃんをお借りして、現状をチェック。
ちゃんと立てないワンちゃんとのことでしたが落ち着いて作業できていました。
犬との距離感も大切なんです。
全体のバランスが何より大切なのと、犬の様子も見なければいけないので、ハサミでカット部分を見つつ全体を把握するような姿勢が求められます。
テーブルマナーのないワンちゃんは、ハサミを持つ手と逆の手で犬とコミュニケーションをとりながら、こっそり細かく犬に指示を出します。
これが出来ないと、犬に無理強いや負担がをかけてしまいます。
ですから、見る側も、ハサミやカットの仕上がりだけを見るわけではないのです。
その間、高取さん、上原さんもお客様ワンコをチョキチョキ✂
苦手を見つけてアドバイスをしていきます。
看板ちみちゃんもチンアナゴで応援してくれます(!?)
最後にコンテストのパートナーあげちゃんをシャンプードライ。
シャンプードライが8割と言われるくらい、何より大切な工程。
店長からの指導もありました。
これだけ長く伸ばしていると、飼い主も大変ですよね(汗)
コンテストはパートナー犬やその飼い主さんからの協力も不可欠なんです。
早く毛が伸びますように、とチッピング。
こまめにチッピングすると、毛の伸びが早まったり毛量が増えたりするんです。
根拠は解明されていないのですが、本当に。実際、なるんですよね。不思議。
さて、勝つためにもあげちゃんはカットできないので、別のワンちゃんで研修を進めます。
しかしほんと、みんなポテンシャルもすごいんですけど、吸収力もすごい!
ちょっと言うだけですぐに出来ちゃうんですね。
しかもちゃんとメモ取ってくれていて、感激です。
メモを見てみると、イラストも入れて分かりやすく書いてあって。
私も今まで何冊も、いっぱい書いたなぁ~って、懐かしくなりました^^
今でももちろん勉強!めっちゃ書きます!
だから、メモを見たとき「そうそう!!いいね!!」って感じでした。
たくさん吸収して、たくさんのワンちゃんに出会う中で、応用したり新しい発見をしたりして、どこまででも成長していくのだろうと思います。
生きている命って、人間も含めて謎ばかりだから、答えはひとつじゃないし、今正解なことが5年後に正解かというとそうも言い切れない。
だから、情報の内容はもちろん精査する必要はあるけど、素直に聞き「続け」て、吸収し「続け」られないと損だし、自分が生き難くなってしまう。
グルーマーの仕事って、無機物に向かう仕事は殆どなくて、人や犬など、生き物にいつも向き合うお仕事。←菌とか虫と戦うことも(^^;)
犬も歳をとるけど自分も歳をとるし、変わらないものはない。
出会いもお別れもある。
だからこそ、技術だけじゃなく、人間としてもものすごく成長させてくれるんだなって、改めてこの仕事に誇りを感じ、一緒にがんばりたい!って思えた研修となりました。
つづく。
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